男がレディース服を着てヘアピンつけて外出してみた【ショートパンツ&ロングソックス編】

なぜ性別という概念があるのだろうか.

そして,なぜ着る服や髪型を男と女で区別するのだろうか.

さらに,なぜ女性がメンズの服を着ること(メンズライク)がファッションの一つとして定着しているにも関わらず,男性がスカートやショートパンツを履くことは定着していないのだろうか.もっと男性がスカートやショートパンツを履いて外を出歩いてもいいのではないか.

その謎を解明すべく,我々はアマゾンの奥地,ではなく井の頭公園に向かった.

本記事では,筆者(男性,20代前半)が休日の朝8時頃の井の頭公園を散策したときの所感などを述べていく.

ちなみにそのときのvlog動画をYouTubeに投稿しているのでよかったら見ていただければ,と思う(2分くらいの動画なので見やすいと思う)

筆者と性別

筆者は都内に住む20代前半の男性である.

一人称は,SNSなどでは「わたし」を使うことが多いが,「僕」を使うことにも抵抗はない.「俺」は少し違和感がある.

自分に「女の子になりたい」気持ちがあるかは分からないが,スカートやショートパンツなどレディースの服を着ることには興味があった.実際,家にいるときにはスカートを履くことがたまにある.

LGBTジェンダー論については勉強途中で十分な知識がないため,性自認については「よく分からない」と答えるほかない.

ただし,一般的な男性のように髪の毛を刈り上げるとか,耳にかからないまでに切るとかいったスタイルを自分がすることは強烈な違和感がある.

この記事を書いたのは,性別とか世間体とか関係なく着たい服を好きに着てもいいのでは,と思ったから書いてみた,程度の気持ちである.

服装

まずはそのときの服装を見てみたい.

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この写真は自宅で撮影したものである.

下はGUで買ったデニムのショートパンツにロングソックス(写真だとタイツにも見えるが),上はTシャツにレディースのマウンテンパーカーだ.そして,髪にはヘアピンをしている.

筆者は男性であると述べたが,髪を伸ばしているため見た目は中性寄りと思われる.(シルエットだけなら女の子っぽいかもしれない)

脚は市販の脱毛器で処理をしているので問題はない(はず).

感じる視線

目的地の井の頭公園に到着した.

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気のせいか否か,井の頭公園に向かうまで,すれ違う人からの視線を感じたように思われる.

一般的に考えて,髪を耳にかかるまで伸ばしてロングソックスとショートパンツを履いて出歩く男性なんて,不審者でしかない.

交番の前を歩くたび職質を受けないか不安だったが,その心配はなかった.

ただ,少し考えて欲しい.

休日の早朝ということもあってか,公園内にはウォーキングやジョギング中の方が多くいた.その中にはレギンスの上にショーツやハーフパンツを履いている男性も少なくない.(「ランニングタイツ」とか「ランニング レギンス」とかで画像検索すればお分かりいただけると思う)

こうした服装は,タイツやロングソックスの上にショートパンツを履く女性と類似している.

外見が似ているため,男がショートパンツにロングソックスを履いても問題ないのでは,思えてくる.

お手洗い問題

さて,中性的な服装をしたときに困るのがお手洗いである.

幸いにも井の頭公園には多目的トイレ(だれでもトイレ)が随所にある.今回利用する機会はなかったものの,ありがたい.

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ただ,そもそもお手洗いを男女で分けることには疑問がある.

家庭用やコンビニのお手洗いのように,男女の区別なく使える個室のお手洗いをいくつも用意すれば性別の壁を気にしなくてよいのに,と思う.

ショートパンツで歩いた気づき

まず,ショートパンツで歩くと地球の空気を生で感じる.

散歩した時は快晴だったが,前日は雨だったこともあり,家を出た瞬間,濡れた地面からの生暖かい不快な空気と熱気を足で感じた.また,公園の草が茂った道を歩くには明らかに不適切な服装と言えよう.

加えて,長時間歩いているとロングソックスが少しずつずり落ちてくる.脱毛跡がポツポツしてる生足を晒すのは申し訳ない.ソックスが下がったと思うたびにその位置を修正しなければならない.面倒だ.

それから,次の写真のような草が生える場所を歩くには明らかに不向きである.

家に帰ってから何箇所か足を蚊に刺されていたと気づいた.(生足じゃなくてよかった)

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でも,そうした不便さや面倒さ以上に,自分の好きな服を着て歩くのは楽しいものだった.

「自分らしさ」という掴み所のない言葉はあまり好きではないが,それでもショートパンツで歩くときは,飾らない自然体の自分でいられた気がした.

同時に,普段は外で着ない服装をしていつもと違う自分になれた,という矛盾した感情も持ち合わせているのだが.

そんなことを思いながら,公園を後にした.

まとめ

本記事では,20代前半の男性がショートパンツにロングソックス姿で外を歩いた所感を述べた.

別に,この記事を通して世の中のジェンダーへの価値観に一石を投じたいとか,そんな野望があるわけではない.ただ,もしあなたが自分の着たい服や,したい髪型があるのなら,性別も他人の目も気にせず,あなたが好きな服装や髪型をしてもいいのでは,と思うことは多々ある.

もし見知らぬ通行人に笑われたとしても,彼らにはわたしを陰で噂するとか,Twitterで「男のくせにショートパンツ履いて歩く奴いるんだけどw」とか呟くことすらできないのだから.

そんな奴らにこちらが屈する必要はない.

余談

ちなみに公園を出た後,吉祥寺駅周辺を散策したのち,再び公園に戻った.

散策中に公園内の池のスワンボートが目に止まり,一人で乗ったらどうなるか気になっていたからだ.

ほとんどが親子か友達同士か恋人同士で,自分以外にひとりでスワンボートに乗る人はいない雰囲気だったが,とても楽しかった,ほんとだよ?

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ショートパンツ姿でスワンボートをひとりで楽しむ筆者(男性,成人済み)の様子

令和時代にあえてCMSを使わずHTMLとCSSを書いて個人サイトを運営する生き方

「発信」のハードルが下がった時代だ.
ブログを始めたければ「はてなブログ」や「note」などのプラットフォームがある.
ブログでなくても,TwitterInstagramなどで短文からお手軽に発信できる.
そうした便利でお手軽な発信ツールが溢れる時代に,わざわざサーバーを借りて,しかもCMS(コンテンツマネジメントシステム)と呼ばれる簡単に記事を更新できたりする機能を使わずに,HTMLとCSSを1から書いてサイトを作る人はどこにいるのだろうか.


ここにいる.

ということで,タイトル通り,令和時代にあえてHTMLとCSSを書いて個人サイトを作ることについて語ろうと思う.
まずは,サイトのURLとスクショを以下に貼る.

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サイトのスクショ

見ての通り,かなりシンプルだと思う.


初期費用1500円と月額250円払ってロリポップというサーバーを契約し,過去に描いた作品たちをいくつかアップロードし,1からHTMLとCSSを書いただけだ.


正直,CMSを使わずにHTMLとCSSを書くのは大変な面もあった.しかし,ネットを探せばサンプルコードがたくさん転がっているのでハードルは高くはないと思う. 例えば,以下のサイトが参考になる.

saruwakakun.com

「1からHTMLを書いて」と述べたが,作ったサイトの多くはネットからのコピペか,それらを少し改造した程度である.実際に自力で書いた部分は意外に少ない.
さて,技術の進化で生まれた便利なものを使わないのは時代遅れという意見があると思うし,実際自分でも時代錯誤なことをやっているとは思う.


ただ,それ以上に好みの問題がある.WordPressやテンプレートが嫌いなわけではないが,「完成され過ぎた感」が好きになれない.サイトにオリジナリティを重視するわけではないが,テンプレートを使うと「ツールに使われている感」があるのは否めない.それよりか最低限の装飾のみの簡易なページを1から作りたかった.


例えば,多くの大学教員は自分の研究室用の情報を公開したり,授業の資料を置いたりするためにサイトを作ると思う.それらのサイトを見てみると,「トップページ」「研究内容」「論文一覧」「メンバー」「授業情報」「研究室配属情報」などがある程度だと思う.(そもそも大学の先生は研究で忙しくてサイトの装飾などに時間を割きたくはないだろうが)


ここで,京都大学認知心理学教授の楠見孝先生のホームページを紹介したい.


アクセスしてもらうと分かるが,装飾など何もない.良さが伝わるかは分からないが,このようなシンプルなサイトが好きで,わたしもそうしたサイトを持ちたくなった,それだけだ.


もちろん広告をつける気もない.それ以前にコンテンツが少なすぎて広告のつけようがない気もするが.


開設してから間もなく3ヶ月が経つ.これからも作品を作り次第,細々と更新していくつもりだ.


令和時代にあえてこうしたサイトを運営するのもありだと思う.
よかったらブックマークなどしてもらえると幸いである.

keachann.net

 

ちなみにnoteにもほぼ同内容の記事,その他にも雑記を色々と投稿しているのでそちらも参照していただければと思う.

 

note.com